バンクーバー郊外に親子で移住!2023年版

バンクーバー郊外に親子で移住して3年が経過しました。バンクーバー郊外での生活、子供のバイリンガル教育に奮闘する毎日を綴っています

バイリンガル子育ては楽じゃない!

2019年の夏にカナダのバンクーバー郊外に家族で引っ越してきた当初の子供達(当時4歳、9歳)の英語力は?

 2019年の夏に家族でバンクーバー郊外に引っ越してきました。両親とも日本人で下の子(当時4歳)は日本では全く英語を学んだことがなく、上の子(当時9歳)は、日本の小学校に通っていたときは英語の学童に週2日通っていました。

 初めは、下の子は幼児だしすぐに慣れて自然に話しだし、友達とも仲良くなれるだろうと心配していなかったのですが、なかなか友達の輪に入れず大苦戦。。物怖じしない性格なので、学校に行きたくないということはなく元気に通っていたものの、3ヶ月過ぎるまでは英語もほとんど話せませんでした。この時期はひたすらインプットの時期だったのではないかと思っています。

 上の子は英語の勉強を多少はしていたものの、現地では4年生の学年に入るため、学校の授業についていけなかったり、友達ができなかったらどうしようと心配をしていました。ところがこの心配をよそに、すぐに仲の良い友達ができて、ESL(英語が第二外国語の子のための授業)を週2回受けながら、授業にもなんとかついていけるという状況でした。但し、文章を書く能力はまだまだ現地の子のレベルに達してはいませんでした。

1年半が経過し、、子供の言語獲得能力の速さと吸収力に驚愕!

 この1年半、コロナの影響でまともに学校に通えたのは、9ヶ月ほどでしたが、学校以外でも本を読む習慣をつけたり、オンライン英会話を毎日コツコツ継続したり、地道な努力を続けた結果、子供達(現在6歳、10歳)はグングン言語を吸収し、英語でのコミュニケーションは、ほぼ問題なくできるようになりました。上の子はESLのクラスを卒業し、直近の学期では成績優秀者として表彰されました。親が30年以上学んできている言語を子供は何十倍ものスピードで獲得しているということを側にいて実感します。家でのコミュニケーションは親とは日本語、兄弟同士では英語中心にシフトし、言語脳をうまく切り替えて対応できる柔軟さは驚くべきものがあります。

英語、コミュニケーション能力は現地の学校に通っているだけではネイティブ並みには上達しない

  • 海外で現地の学校に通っているのになんでわざわざオンラインの英会話を受けているのーと思われた方も多いと思いますが、オンライン英会話は、日々触れている言葉を正しくアウトプットする場として大きな役割を果しています。教材も文法、語彙、会話含め優れたものが多く、子供と相性が良い優秀な先生が見つかれば、毎日楽しくかつ実力も着実にアップしていくことができます。これは日本にいても実現可能なことなので、場所は関係ないと考えています。
  • また、読書を継続するということも英語の読解力だけではなく話す力を伸ばすことに大きく貢献したと考えています。簡単な本から始めて、徐々にレベルアップしていき、現在は1週間に3−5冊の本を読むことが習慣化されました。本を読むようになってから英語力は飛躍的に向上したと実感しています。
  • 具体的にどのような学習を進めていったかは今後のブログで紹介していきたいと思います。

日本語教育継続の重要性

  • 巷で言われているセミリンガル、ダブルリミテッドなど日本ではバイリンガル教育に対するネガティブな意見も多く存在する中、そのような意見を真摯に受け止めた上で、バイリンガル教育の素晴らしさを証明している海外の言語学者の本を読み、また、何よりも私が勤めている多国籍企業には、バイリンガル教育を受けてきたとても優秀な同僚(日本人、インド人、中国人など)が身の回りに多くいた事実があったため、子供にバイリンガル教育をすることに迷いがなくなりました。そのため、母国語である日本語も疎かにならないように、オンライン教材やドリルを中心に日本語学習もコツコツと毎日継続しています。
  • 一つの言語を学ぶより、それなりに時間もかかり親子共に継続的な努力は必要となりますが、一旦仕組み化してしまうと子供達は習慣として継続して学習していきます。新しい言語を獲得することが一つの自信となっていることを実感すると同時に、今後更に様々な知識を吸収する土台を作れるのではないかと考えています。

今後、ブログの中では、カナダでの生活や現地の学校の様子、バイリンガル教育で実践していることを紹介し、バイリンガル教育やカナダでの生活に興味がある方に役に立つような情報を発信していけたらと考えていますので、よろしくお願いいたします!