バンクーバー郊外に親子で移住!2023年版

バンクーバー郊外に親子で移住して3年が経過しました。バンクーバー郊外での生活、子供のバイリンガル教育に奮闘する毎日を綴っています

カナダ移住後、将来の日本帰国を見据えて何をすべきか

  我が家は、コロナの規制が緩和された昨年の夏に約3年振りに家族で日本に一時帰国しました。その際、息子(小学校6年生)と娘(小学校2年生)は、都内の区立小学校に3週間体験入学させてもらいました。息子は元々3年生の夏まで通っていた学校なので、友達も多く、久しぶりの日本の小学校登校でワクワク、ソワソワしていましたが、友達との再会を喜ぶと同時に日本の小学生の勤勉さと優秀さを目の当たりにして、良い意味で刺激を受けたようです。

 学び方の違いはあれど総合的に考えて、カナダの小学校の算数の進度は日本と比べてかなり遅く、息子はカナダの現地の学校に通っていて、本人は算数は得意な方だと思っていたようですが、日本の学校ではそうもいかず、完全に井の中の蛙になっていました。日本で子供たちが通っていた小学校の学区は中学受験をする子が年々増えていて、その学校ではクラスの半分近くが中学受験するということで、勤勉で優秀なクラスメートを見て、心からすごいなーと尊敬し、自分は決して算数は得意な方ではなかったということを身に染みて感じたようです。一時期帰国してそのような気づきがあって良かったと思っています。

 カナダに5歳の時に来て、9歳でギフテット認定された大川翔さんが出版された"ザ・ギフテッド"という本を以前読んだのですが、その本の中で、日本の中学受験の算数はカナダのギフテッドプログラムの算数と同じレベルと記載されていました。それほど高いレベルの教育を受けて、それに頑張ってついていっている日本の子供達は知力、勤勉さ、忍耐力どれを取っても素晴らしいのだなと思いました。

 学校によって違いはあるかと思いますが、子供達が通っているカナダの現地の学校は、高校生になるまでは、ゆっくりと学習をするので、カナダでずっと生活して大学に行ったり、就職するのであれば、現地のペースに合わせて良いのかなと思いますが、私たちのように数年のうちに日本に帰るということであれば、日本の状況も把握した上で、子供たちが日本に戻ったときに苦労しないように準備しておくことが必要だと実感しています。特に娘は4歳からカナダに来て、ほぼカナディアンになっているので、カナダで身につけた良い点を活かしつつ、将来、日本の学校や生活に戻った時も楽しく安心して過ごせるようにカナダでの日本語学校通学を継続し、家でも色々とサポート、マナー等を教えていくことが重要だと思っています。

 

 私はバイリンガールちかさんのYuTubeを良く視聴するのですが、彼女は突出した英語+コミュニケーション能力と発言力で人気を博している一方で、日本的な気遣いや会話・対応もちゃんとできる方で、日本人が見ても全く嫌味に見えない素敵なバイリンガルだなーといつも感心して見ています。本人の努力が一番大きいと思いますが、幼少期の親御さんの教育もしっかりしていたのではないかなと推測しています。

 

 息子は現在12歳、飛行機は大人料金扱いとなり、1人でも乗れる年齢になりました。13歳になるとカナダでも親がいなくても行動することができるようになります。カナダではGrade7で上級生となり、下級生の面倒を見る立場となりました。9歳(Grade4、小学3年生)でカナダに来た時は、友達と校庭を駆け回ってキャッキャとはしゃいでいる姿を微笑ましく見守っていたのですが、Grade7になった今は、、、放課後は親から離れた見えない場所で、仲の良い友達とずっと何かを語り合っていて、家に帰ってきても友達と毎日チャットをしていて、きっと彼らにしかわからない世界が広がっているのだろうなーと感じます。親が細かくサポートするという年齢は既に過ぎてしまったので、本人がしっかりと自覚を持って、友達や先生を中心に自分で何が必要かを考えていくフェーズに入ったのだろうと感じています。春からは本人が決めた新しい道に進むことになり、少し寂しい気持ちもありますが、今後の親の役目は、必要なフレームワークを考え、仕組み作りをして自立させていくことだと思っています。思春期に入ったら“目は離せ、心は離すな“と言われていますが、頭では分かっていても、あれこれつい口を出したくなったり、勉強の様子や友達関係を詮索してみたくなったり、正直、親が子離れする方がとても難しいと実感していています。^^;。。

 下の娘(8歳)はまだまだサポートが必要ですが、それでも以前に比べて子供にかける時間がだいぶ減ってきたので、親自身もセカンドキャリアを見据えて、しっかりと学びつつ、自分自身が楽しいと思えることにも優先して時間を割いていきたいなと思っています。

 

娘の漢字ドリル 1日1ページ、5分以内で終わるので毎日継続できています

 

日本史の漫画は家族全員で読んでいます。とてもわかりやすくてお勧めです。