バンクーバー郊外に親子で移住!2023年版

バンクーバー郊外に親子で移住して3年が経過しました。バンクーバー郊外での生活、子供のバイリンガル教育に奮闘する毎日を綴っています

カナダ市民権授与式について(Citizenship Ceremony)

 約2年前のことになりますが、カナダの市民権授与式について、経験したことをシェアできればと思います。

  2019年11月、子供達が通う学校のホールで市民権を授与する式典が行われ、息子のクラスのGrdade4の生徒がホストとして歌を歌いました。近隣の住民で市民権を得た人たち、25ケ国から約50名が参加していました。移民を暖かく迎える言葉とともにcertificateが授与され、とても良い式典でした。(親もこのような式典を見に行くことができるで参加させてもらいました。)

 式典の中で主催者が“あなたたちは、祖国に色々な想いを残して、カナダへの移住という道を選んだと思う、祖国の国籍を捨ててカナダ国民になるという選択をすることは容易ではなかったと思うが、カナダを選んでくれて本当にありがとう“という内容の祝辞が述べられたとき、涙を流す方達も多くいました。

 私たちは日本の国籍を捨てて、カナダ国民になるという選択ができるだろうかと考えてるときっとできないだろうと思いました。

 私のカナダの親友は、18歳の時に南米からCollegeに入学するためにカナダにやってきて、その時から両親、兄弟を祖国に残し、カナダに18年間住んでおり、移民VISAは取得できたものの、市民権は申請中で、いまだ認可が降りていないとのことです。お兄さんは、カナダへの移住VISAを何度も申請しているものの、許可がおりず、治安の良くない祖国から抜け出したいものの抜け出せず苦労していることでした。

 貧しい国からカナダへの移住を目指して必死に努力して、この市民権を何年もかかって得たという人も多いと思います。日本という豊かな国に生まれ、カナダで一時的に暮らしている私たちとは覚悟も背負っているものも異なるのだろうなと思い、胸がとても熱くなりました。子供達もこのような重要な式典で歌を贈ることができて、とても貴重な経験をさせていただいたと思い感謝の気持ちでいっぱいです。

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学校で開催された市民権授与式で歌を贈る生徒達