バンクーバー郊外に親子で移住!2023年版

バンクーバー郊外に親子で移住して3年が経過しました。バンクーバー郊外での生活、子供のバイリンガル教育に奮闘する毎日を綴っています

子供が怪我をしてしまった!骨が折れてるかも?まずはどこへ連絡する?(in バンクーバー)

子供が怪我をしてしまい、とても痛がっているが、素人目には重傷なのか軽傷なのか区別がつかない時、どのように対応すれば良いか、実際に自分の子供が腕の骨を折ってしまった時の経験を基に情報をシェアしたいと思います。

連れて行く病院が明らかではない場合は、911に電話をして相談する

2021/4に 長男10歳が転んで怪我をしたとき(実際は腕の骨が折れていた。。)は、日曜日で近くのクリニックもお休みだったことと、救急の病院が近くにあるのかわからなかったため、911に電話をしました。”子供が転んで腕を打ったのだけど、もしかしたら骨に異常があるかもしれない、どこの病院に連れて行けば良いか”とまずは聞くと、今いる場所を聞かれるので、現在地を伝えます。そうすると、近くの救急病院(Emergency's Hospital)の名前と住所を教えてくれるので、車があれば自分でその病院に連れ行き、車がなく、交通の便が良くなく緊急であれば、”救急車をお願いします”と伝えて救急車に来てもらうことになります。昨年の夏に長女がサマーキャンプ中にこれまた転んでしばらく歩けなかった時に、スタッフが救急車を呼んでくれてその場で診て頂いた際は、無料でしたが、救急車を呼ぶ場合、念のためいくらかかるか電話で確認しておいた方が無難だと思います。

 911に電話をするとすぐに救急車が手配されてしまうのではないかとちょっとドキドキしたのですが、電話に出た方はとても優しく、丁寧に対応してくれてほっとしました。

MSPカードはいつも携帯しておく

MSP(Medical Service Plan)」=カナダの地方政府が提供する公的医療保険 カードは常に財布に入れておいて、緊急時にすぐに出せるようにしておきましょう。病院の窓口に行くと、まずこのMSPカードを機械に通して読み取ります。このカードがあると受付の手続きがスムーズです。

レントゲン撮影から診察、治療までの時間

受付終了後、コロナに関する質問(14日以内にカナダを離れて他国に行ったか?コロナ陽性者と接触があり隔離を言い渡されているか、熱や咳、コロナの症状がないか)をいくつか受け、熱を測り、問題がなければ、レントゲン撮影に移ります。レントゲン撮影後、担当の医師から症状と治療方法の説明を受け、骨が折れている場合は、すぐに処置に入ります。息子のケースは手首と腕の骨が2箇所折れていたので、全身麻酔をして処置することになりました。医師より麻酔による影響等の書面を渡され、記載内容に同意できればサインをして全身麻酔をして処置を開始します。麻酔をする際に、アレルギーや病気はあるか聞かれたので、ないと答えたのですが、息子は車酔いをする体質で麻酔にも強くなかったようで、麻酔から覚めた後に、吐き気と頭痛が酷く、お昼過ぎに手術が終わったのですが、麻酔から覚めても吐き気がおさまらず、夜まで継続して嘔吐してしまい、その日は何も食べられませんでした。

 翌日には回復し、食欲も出ましたが、手術後のこの時間が手術よりも辛かったと言っていて、すっかり麻酔恐怖症になってしまいました。1点注意点は、全身麻酔をする前は、原則は食事は摂らないようにすべきで、仮に麻酔中(意識がない状態)に嘔吐してしまった場合、喉に詰まって窒息してしまうこともあるので、その点はお医者さんと事前にきちんと話しておくべきだったと反省しました。今回は大事に至らず良かったです。

手術後、麻酔が覚めたら速やかに帰宅する

日本とは違い、麻酔が冷めてもしばらくベットに寝かせてもらえるわけではなく、基本的にはすぐに退室して帰宅することになります。息子の場合は、吐き気が酷かったので、1時間ほど滞在させてもらいましたが、何もなければすぐに帰宅するようです。Emergemcyの対応だったので、他にも患者さんが運ばれて来る可能性があり、あまりゆっくりさせてもらえないのは仕方がないことだと思いました。

思ったよりもスムーズだったカナダでの骨折診療

 他の方のブログや記事などを読むとカナダで怪我をすると、整形外科で診療してもらうまでに何週間もかかるという記事も散見されたため、とても心配していたのですが、電話=>受付=>診療=>手術までとてもスムーズで麻酔から覚めて安静にしていた時間を除けば、1−2時間ほどで全てが完了し、驚きました。MSPカードを保持していたので、会計の手続きもなくそのまま帰宅できました。ただ、腕を骨折した時に使用する三角巾はもらえず、自分で薬局に買いに行く必要があり、そのコスト(23ドルほど)だけ自費で支払いました。子供の怪我は予測できないので、万が一の時の備えて、MSPカードと携帯は常に保持して備えておこうと改めて思いました。