3/20 時点 バンクーバー(BC州）ワクチンの接種計画

　今週に入り、ワクチンの接種が加速し、私たち一般の人（18歳以上）も５−6月までには完了するとの計画が発表されました。3月上旬の時点では、接種計画は9月までと発表されていたので、計画より早く接種が進んでおり、国境を開く日も遠くないのではないかと明るい兆しが見えてきました。

ワクチンの具体的な接種計画

　以下の表の通り、4つのフェーズに分けて接種がすでに開始されています。現在はフェーズ2で持病を持っている人や80歳以上の高齢者、エッセンシャルワーカー（先生や学校のサポートスタッフ、スーパーの店員など）など感染すると重症になる可能性が高い人や感染するリスクが高い人への接種が始まっています。私のカナダの友人は、学校で生徒の英語のサポートをしているのですが、今週、学校経由でワクチン接種の案内が来て、ちょうど予約をするところなんだと話していました。

BC州のサイトより

一般の人の年齢別の摂取計画

BC州政府のサイトより

　フェーズ3、4は基礎疾患がなく主要な任務にもついていない私たち一般の人の接種となります。

年齢別に何月に接種できるか詳細が記載されており、60歳から75歳まではフェーズ3に入り、ほとんどが4月に接種が完了します。フェーズ4は18歳から59歳までの一般の人たち全てが摂取できるようになり、6月までに完了する予定となっています。

18歳未満、妊婦への接種は推奨されておらず、接種の対象外になっています。

ワクチン接種の証明書発行　これで海外旅行に自由に行けるの？

ワクチン接種が完了した時点で、オプションでワクチン接種の証明書を紙かデジタルで発行してもらうことができます。

この証明が今後、どのように使用されていくかまだ未知の部分が多いです。例えば多人数のコンサートの入場が許可されるなども考えられているようですが、そうするとワクチンを接種していない人に対する差別になるとの議論もあり、慎重に検討されていくことになりそうです。少なくとも海外旅行をした際の14日の隔離はこの証明があれば、しなくてよくなると良いですね。