バンクーバー郊外に親子で移住!2023年版

バンクーバー郊外に親子で移住して3年が経過しました。バンクーバー郊外での生活、子供のバイリンガル教育に奮闘する毎日を綴っています

バンクーバー イェールタウンを散策 2022年冬🎄

 先週末にお友達に誘われて、久しぶりにイェールタウンを訪れました。前回訪れたのはコロナ禍2020年だったので、街は閑散としており、カフェに立ち寄っただけでしたが、今はコロナの規制もなくなり、街には活気が戻っていました。

 クリスマスシーズンだったので、馬車が走っていたり、氷のオブジェが飾られたクリスマスのイベントコーナーがあったり、スノーマンやジンジャーブレッドマンが歩いていたり、小さなマーケットが開催されていたりと、クリスマス気分も満喫することが出来ました。

氷のオブジェ

 馬車は、5ドル寄附して乗ることが出来たので、10分ほど並んで乗ってみました。イェールタウンの中心街をぐるっと1周して帰ってくるのですが、街ゆく人が手を振ってくれたり、レストランやショップなど街の様子も全体的に見ることができてとても良かったです。

イェールタウンを走っている馬車

 その後、ランチをするために15分ほど並んでラーメン屋さんに入ったのですが、ダウンタウンの中心街ということもあって、とってもお洒落でした。中にはバーカウンターがあって、お店の人もプロフェッショナルで、テキパキとオーダーを取りとても好感触で人気の理由がわかりました。私は辛味噌のラーメンを注文したのですが、麺もスープもとっても美味しかったです。子供達は、お子様セットをオーダーし、角煮丼、小ラーメン、唐揚げとサラダ、アイスクリームがついていました。サービス、雰囲気、味ともに大満足でした。チップ込みで40ドル(2人)したので、ついつい日本と比較すると、ラーメンは贅沢品だなーと感じてしまいますが、バンクーバーは賃金も物価も上がっているので、恐らく現地の人にとってはそれほど高く感じないのかもしれません。中で食事していたのは20ー30代の若者が中心で、カクテルを飲みながら食事している人たちもいました。

 その後、街をぶらぶらして洋服を買ったり、ウィンドウショッピングをして、お友達おすすめのお洒落なケーキ屋さんに入ってお茶をしたのですが、ケーキが職人が手をかけて創作したようにとても繊細な作りで、見た目も楽しめて、甘すぎずとても美味しかったです。普段は郊外に住んでいるので、逆に都会に出て、ワクワクしながら街を歩いたり、ショッピングをしたり、美味しいランチ・カフェを楽しんで、とても元気になりました。街を案内してくれたお友達に感謝です!

中にもドライフルーツやチョコレートなどが入っていて、アートのようなケーキでした💕

 東京都心に住んでいた時は、休みの時は、自然がある温泉でゆっくりと過ごすのがエナジーチャージになったのですが、今は、普段は郊外の自然の中で質素な生活をしているので、都会でエナジーをチャージするという逆のパターンになっていて、面白いなーと感じます。

ブランドショップも立ち並ぶダウンタウン

お菓子で作られた建物

 

バンクーバーからLAへの旅 2022年 <事前準備、LAでの移動はLyft利用が便利>

 2022年10月にバンクーバーからロサンゼルスに娘(7歳)と2人で4泊5日の旅行をしてきました。コロナ流行後、バンクーバーから初めてのUS旅でしたが、問題なくスムーズに行き来することができました。スムーズに入出国するために事前に準備したこと、現地での交通手段等(Lyft利用)についてご参考までに情報をシェアしたいと思います。

*2022年10月時点の情報です。

 

 <旅行日程、航空会社>

  10月8日から4泊5日、エアカナダ利用

エアカナダを利用して、バンクーバー国際空港からLA国際空港まで3時間で到着。遅延もなく、客室乗務員の方もとても親切で、座席前にはモニターも設置されていたので、映画を見たりゲームをしたり、とても快適な旅でした。料金は2人で日本円で10万円ほどでした。

 バンクーバー空港にUS専用のチェックインの入り口があって、そこでチェックインすると中は既にもうUSのテリトリーになっていたのには驚きました。7歳の娘が設置されていたカメラに興味を持っていたせいか、USのオフィサーの人はジョークを言いながらとてもフレンドリーな態度で、何の目的で何日間滞在するかだけ聞かれてすんなりと通してくれました。2019年に陸路でシアトルに行った時とは大違いでした。(この時はとても高圧的なオフィサーで嫌な思いをしました。)

バンクーバー空港内でUSに入国できました!

 

 <出発前事前準備>

  1. ESTAの登録

  2. 海外旅行保険に加入

  3. USで利用するSimカード購入、設定

  4. バンクーバーで接種したコロナのワクチン接種履歴をプリントアウト

  5. LAでの交通手段として使用したLyftのアプリをスマホに事前ダウンロード

   

 

1. ESTAの登録

 アメリカ国外からアメリカに入国・滞在するためのVISAです。登録後、何も問題がなければ、24時間以内に承認のメールが送られてきますので念のためそのメールを保管しておくと良いかと思います。(税関等でで見せることはありませんが、念のため)2年間有効です。

 以下、サイトを開き登録します。右上に言語を選ぶタブがあるので、日本語に変換することもできます。

esta.cbp.dhs.gov

2. 海外旅行保険に加入

 私は日本以外の国が全てカバーされている保険に入っていたのですが、娘はMSPというカナダ国内でのみ有効な保険に入っていたので、US旅行の保険はカバーされておらず、別途申し込みをしました。

 利用した保険会社:ブリッジス・インターナショナル保険サービス

 1日3.82ドルの旅行プランに加入しました。加入するとメール添付で保険の証書が送られてくるので、念のためプリントアウトして携帯していました。

https://www.biis.ca/ja/

 

3. USで利用するSimカード購入、設定

 AT&TのPrepaid SIM Cardを購入し、バンクーバー空港でCardを交換し、設定を完了。

 LA空港に到着した時には、問題なく使用することができました。

 

 4. バンクーバーで接種したコロナのワクチン接種履歴をプリントアウト

 以下、BC州保健省のHPで接種履歴をダウンロードすることができます。万が一、携帯画面が表示されなかった時のことを考えて書類関連は全てプリントアウトして持参しました。ワクチンの接種履歴については、バンクーバー空港で自動チェックインした時に、情報を入力する必要があり、使用しました。接種履歴の紙や画面を見せる必要はありませんでした。

https://www2.gov.bc.ca/gov/content/covid-19/vaccine/proof

 

  5. LAでの交通手段として使用したLyft(配車サービス)のアプリをスマホに事前ダウンロード

https://www.lyft.com/rider/cities/los-angeles-ca

 現在、LAでタクシーよりも安い配車サービスとして人気の会社です。Uberとどちらにするか迷いましたが、UberはUSの電話番号がスマホにうまく登録できず、Lyftは登録できたので、こちらを選択しました。電話番号が登録されていると、万が一、お互いに見つからなかった時に連絡が取れるのでスムーズかなと考えたからです。LA空港からホテルまで、日中の街中、ディズニーリゾートへの移動、ホテルから空港までと計5回利用しましたが、どの運転手さんも時間通りに指定場所に到着し、目的地まで正確に送り届けてくれて、中にはとてもフレンドリーに話しかけてくる運転手さんもいて、女性だけでも安心して利用することができました。

<Lyftの便利な点>

 Lyftで行きたい場所を入力するとそこから一番近いおすすめの運転手さんが表示され、後何分で向かいますとスマホの画面に表示されます。実際にMAP上で車が向かってくる様子がリアルタイムでチェックできるので、今どの辺りにいるのかがわかってとても便利です。また乗車中もMAP上でちゃんと目的地に向かっていることを確認できるので、とても安心でした。ロングビーチのモールが集まっている街中でLyftで車を手配した時も自分達が立っている場所までピンポイントで来てくれるので、わざわざ乗合場所などを探してその場所まで行く必要がなく、ギリギリまでショッピングして時間も有効に使えました。約15年前にLAに来たときは、車をレンタルして自分達で運転・移動したのですが、こんなに便利な移動手段があるなら、もうわざわざ車をレンタルしなくても良い時代になったんだなーと思いました。

LA空港でLyftを手配した時のスマホの画面

 

 

*Lyft(Uberやタクシーも同じ)の乗り場は、LAインターナショナル空港から専用のシャトルバスで5分ほど移動したLAXitという専用の場所にあるので、ご注意下さい。

www.flylax.com

 

 LAは、秋は気候がとても快適(25度から28度ぐらい)で、ビーチ、ショッピング、ディズニーワールド、カリフォルニアアドベンチャーパークと楽しめる場所がたくさんあるので、子連れで行くにはお勧めの場所です。

 

英検一次試験 LAでの親子受験 2022年(from バンクーバー)

 10月のThanks Givingの連休に娘(G3)とLAに英検を受験しに行ってきました。今年のやりたいことリストの一つにLAで英検を受験して、ディズニーランドで遊ぶ!と書いていたのですが、2月あたりから受験できない理由ばかり探していました。コロナの影響で入国がスムーズに行くか、勉強が間に合うか、治安、物価高、円安などなど。全て言い訳にしてどうしようと悩みながらも少しずつ勉強はしていたのですが、煮え切らない状態が続いていました。でも、裏を返すと、、

 ・カナダからUSへの入国=>ワクチン接種していれば他の規制はなし

 ・勉強が間に合うか=>まとまった時間は確保できるので、集中して勉強すれば良い

 ・治安=>夜間危険な場所に近づかなければ特に問題はない

 ・お金=>1ドル85円ー100円の時に換えたドル資産がある。予算も範囲内。

 ・これを逃すと1級はしばらくLAでも日本でも受験できない(スケジュール上)

 

ちょうど4連休の間に試験ということもあり、実は全て受験できる条件が整っていたのです。

そして、7月に子供達が英検を受けたのをきっかけに、よし!私も頑張っている姿を子供達に見せよう!夢に一歩でも近づこうと決心して、8月上旬に思い切って申し込みました。申し込んだからには、やはり合格したいという気持ちになり、一気に熱が入り、そこからは毎日4−6時間、集中して勉強して挑みました。

 今回は、娘と一緒にLAに行ってみたかったということもあり、娘も午前中の準2級を申し込んで、私が受験する午後は、ホテルのベビーシッターさんを頼もうと考えていました。しかし、ホテルに電話したところ、ベビーシッターのサービスはない、よくわからないとと冷たくあしらわれ、、英検のLAのオフィスにメールで相談したところ、午後、娘が2級を受験すれば、1級の試験が終わるまで20分ほどの間、娘と一緒に待機して下さると申し出てくれたのです。流石に7歳で午前、午後、ダブル受験で午後の2級の受験は厳しいのではないかと悩んだのですが、娘に聞いたら、うん、大丈夫、受けてみるとのことだったので、午後は疲れたら座ってるだけでも良いからと話して、娘は午前、午後W受験を申し込みました。

 

 会場となったMarriot Long Beach Hotelに前泊し、翌日の朝、まずは娘が準2級の試験を受験しました。午前中は準1級、準2級の試験だったのですが、LA会場(海外)ということもあり、受験しに来ているのはほぼ小学生で、親がホテルで待機しているという状態でした。準2級の試験を終えて出てきた娘に買っておいたピザを部屋で食べさせ、40分後には午後の試験の受付に向かいました。大好きなピザが食べられたので、午後の試験も頑張ってみると言ってくれたのでホッとしました。

 

 午後、一緒に会場に入場し、まずは娘の試験用紙の名前などの記入を一緒に済ませ、ダッシュで1級の部屋に向かい、自分の試験用紙の記入を済ませ、また、娘の試験の部屋に戻って、一緒にトイレを済ませ、私の方から先に試験が始まりました。流石に1級は小学生らしい子供は数人しかおらず、高校生、20代から30代がメインで、私と同年代(アラフィフ)は2−3人ほど見かけました。ホテルの少し暗めの明かりと問題用紙のReadingの文字の小ささでメガネを外したりつけたりしながら悪戦苦闘して試験を受け、なんとか無事終了、娘を急いで迎えに行くと、ホテルの入り口のところで係員のお姉さんと一緒に待っていました。何かあったらどうしようとずっと心配していたので、ホッと一安心、娘にどうだった?難しかったよねと聞くと、リスニングは簡単だったよ、まあまあできたよと予想外の答えが。(子供のまあまあできたは期待を裏切られることも多いですが)確かに2級を受験しているのは、小学校3−4年生ぐらいの子供が中心で、海外で数年以上暮らしている子どもにとっては、ネイティブのスピードについていけているわけなので、特にリスニングはそれほど難しくないのかなと思いました。また体力も集中力も大人よりあるので、私は試験終了後、目が霞んで、頭がぼーっとしてかなり疲れていたのですが、娘はW受験した後も、元気一杯で、お腹空いたー、約束していたアイスを食べに行こう!と急かされて、あまり深く心配する必要はなかったんだなーと思いました。(特に娘は食いしん坊なので、食べ物で釣るとすぐにやる気を出してくれるので楽です^^)

 後日娘から聞いたのですが、同じ教室で受けていた小学生がお母さんが部屋から出て行ったら泣き出してしまい、ずっと泣き止まず、試験を受けずに退出したそうです。初めての場所、雰囲気で緊張したのでしょうね。

LAの試験会場となったロングビーチマリオット(今回は英検受験で時間がなく、プールには入れず。。)

ホテルの前には英検を受験する日本人親子の行列が

子供の受験終了を待つ親達

 そして2週間後に結果がネット上で公開されました。

最初に娘の準2級、私の1級、娘の2級をチェックしようと2人で決めて、ドキドキしながら

一つずつネット上の結果をチェックすると、、どの試験にも合格の文字が!!!面白いことに、娘の成績は2級の方が良く(リスニングは満点)、問題との相性が2級の方が良かったのかもしれません。感じたことは、小学生であっても海外で数年生活しているうちに英検2級、準1級ぐらいまで受けてしまった方が、特にリスニングはそれほど苦労しないで高得点が取れるのかもしれないと思いました。

 2次試験(Speaking)は、11月にLAで開催されるのですが、スケジュール上、再び行くことはできないので、来年の7月、日本で受験する予定です。

 

娘の英検準2級の結果

娘の2級の結果

アラフィフ母の1級の結果

 

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 2023年7月に日本に一時帰国した際に2次試験を娘と私で受験しました。

結果は2人とも合格!!(私は結構ギリギリのライン)英語の勉強にゴールはなく、まだまだ通過点ではありますが、2人とも無事に目標を達成できて良かったです。(2023年7月追記)



 

 

カナダのGrade3の算数

 子供達が通っている学校では、昨年から算数のカリキュラムが一新され、SFU(Simon Fraser University)監修で新たなカリキュラムが組まれるようになりました。

 例えば、3桁の足し算をする場合、計算結果を記入するのではなく、言葉を使ってStoryを作り、その計算結果を記入する、また、その解き方について自分の頭の中でどう考えて解いたか2通り異なった方法を図と言葉で記入するという問題が出ます。私が娘に家でやらせている計算ドリル(小2)は、ひたすら計算問題を多く解くというものなので、もしかしてこれは、娘の時代にはAIがやってくれるから必要ないのかなーと思ったり、でも基礎の計算力は全てのベースになるのでやはり必要なのではないかと思ったり、、何が必要なのか悩むことが多いです。いずれにしても私が子供の頃の算数学習とは全く別の手法を取っていて、新しい時代を生きる上で学び方も変わってきているのだなということを実感しています。根拠をしっかりと様々な方法で説明できるようになるという点では、機械的な解き方を学ぶのではなく、考える力が身について良いのではないかなと思いました。

 

Grade3のMathのプリント

 

 

バンクーバーのガソリン代再び高騰!バンクーバーにはもう住めなくなる??

 バンクーバーのガソリン代がここ1ヶ月で急騰しています。3週間前に$1.8ドル/Lほどでガソリンを入れたのですが、今日、ガスステーションの表示を見たら$2.4/Lにまで急騰していて驚きました。この価格では、満タンにするのにCAD100では足りないレベルです。私たちはバンクーバーの郊外に住んでいるので、車での移動は必須で、このまま高騰が続くと痛い出費だなーと感じます。約2年前に$0.9/Lの時代があったあの頃が嘘のようです。その頃は、CAD対円も80円ほどで、日本に比べて全てが割安に感じていましたが、今はすっかり状況が逆転してしまいました。

 こちらでは、カープーリングと言って、近くに住んでいるファミリーの子供を車に乗せて一緒に学校に行ったりすることがあるのですが、私たちも近くに住んでいる娘の同級生のファミリーとカープーリングを何度かして、これから継続的に一緒にしようと話していた矢先にそのファミリーが夏休みに急にテキサスに引っ越してしまい、、(原因はバンクーバーの生活費、家賃の高騰とのこと)娘がKindergartenの時から3年間一緒に過ごして、様々なイベントをいつも企画して、子供達を招待して盛り上げてくれるとっても素敵なファミリーで、親子共に仲良くさせてもらっていたので、とても残念です。。今住んでいるタウンハウスの隣人親子も昨年、同様の理由で家賃が安い場所に引っ越してしまいました。バンクーバーの生活費がどんどん高騰して、このような形でお友達やクラスメートとお別れするのは悲しいなと感じます。

 

夏休みも終わりに近づき。。

 9月に入りましたが、BC州はまだ学校が始まっておらず、9月6(火)からの登校となります。いよいよ長ーい夏休みも終わりに近づき、子どもたちは学校に行ってお友達に会うのを毎日指折り数えて楽しみにしています。

 カナダは今週末は3連休(9月5日はLabor dayでお休み)で、最後の旅行に出かけるFamilyも多いようです。私たちは、土曜日、自宅の庭がファームにもなっている友人の家で開催されたピクニックランチに招待されて参加してきました。広ーい庭には、大きなトランポリン、滑り台、遊具、プール、ホットタブまであって、庭以外にも農場のエリアが別にあり、鶏12匹、馬1頭を飼っていました。友人に馬はどうやって手に入れたのか聞いてみたところ、家を買った時に馬1頭とロバが一緒についてきたとのことで、カナダの郊外だとそんなことがあるんだーと驚きました。鶏が卵を毎日産んでくれるので、4人お子さんがいるのですが、卵は自給自足で賄っているそうです。

 集まった子供達は鶏に餌をあげたり、馬に触れたり、プールや広大な庭の遊具で遊んだり、全く親のところには帰って来ないで、存分に楽しんでいました。私たちが住んでいるところも郊外で、自然が多いエリアですが、そこから車で30分ほどの距離に住んでいる友人の家は更に田舎町で、こんなにのんびりと伸び伸び子育てしている家族が身近にいるんだなーと感心しました。

 子供達が自由に農場や広大な庭で遊んでいる間、大人もBBQランチやおしゃべりをゆっくりして、楽しいひと時を過ごすことができました。バンクーバーの郊外では、友人との過ごし方は、このように友人同士で集まってゆっくりと話をして楽しむというのが主流で、とてものんびりと時が流れているように感じます。

 夕食は、いつも親しくしている友人のファミリーと近くのレストランで食事をして、カナダの政治のことなど興味深いお話を色々と聞くことができて、夏休み最後の良い想い出となりました。来週からは、毎日早起きしてお弁当作りが始まるので、親子共に寝坊しないように気を引き締めていきたいと思います!

友人宅の広大な庭で開催されたBBQピクニックランチ

 

カナダに親子で移住して3年が経過、当時4歳、9歳だった子供たちの英語力は?

 2019年の夏に家族でカナダに移住して、ちょうど3年が経過しました。1年前に2年経過時の英語力について記載していましたので、3年経過時の英語力についても記載しておきたいと思います。

 

 <息子:移住当初, 9歳 Grade4 (日本では小学3年生)=>

                  現在 9月からGrade7へ(日本では小学6年生>

 

  2年目以降は、英語のコミュニケーションで困ることは無くなりました。通っている学校は、郊外の学校で小規模なので、カナダの平均レベルで測ることが難しいのですが、学校の成績は、Grade6終了時に最上位(91−100%)に入り表彰され、また、Grade5とGrade6の生徒全体から1人だけ選出される特別なAwardも有難くいただくことができました。フランス語のプレゼンテーションなど慣れないことも多くあったと思いますが、特にここ1年間は自分で課題等に前向きに取り組み、積極的に行事に参加し、下級生のサポートをしたり、クラスメートとも良い関係を築いたことが評価されたのかなと思っています。

 

 客観的に英語力を測る数値としては、現地の学校で毎年継続して受験しているTOFEL Juniorは870点(Superiorのレベル)を取得し、この夏、日本に一時帰国した際に受験した英検では、英検準1級に合格することができました。TOEFL JuniorだけだとWritingがないので、Writing力もしっかりと身についているのか判断ができなかったのですが、英検準1級に合格し、Writing含め4技能がしっかりと身についていることが把握できました。現地校に通っていると、1年ほどで日常会話が流暢に話せるようになるので、英語ができていると錯覚しがちですが、4技能がしっかりと身についているかは、定期的にテストなどを通して、進捗を見ていく必要があると考えています。

 現在、12歳になった息子に関しては、英語教育については、もう親が口を挟む必要はないかなと感じています。バイリンガル育児の英語に関しては、この3年で一段落し、あとは学校の先生と息子自身に任せようと思っています。

 息子はこの3年間、多様な価値観を持ったクラスメートに囲まれ、その中で、悩みを共有したり共通の趣味を持つ親友ができたことが充実した学校生活を送る上で最もプラスになったのではないかと思います。

 

<娘:移住時, 4歳  Kindergarten (日本では未就学児 年中)=>

                  現在, 9月からGrade3へ(日本では小学2年生>

 

 娘に関しても、ネイティブ並みに流暢に英語を話すことができるようになりました。兄弟だけの時の会話は英語が中心です。Grade2終了時、Grade2の先生からはGrade4のレベルの英語力があると言われました。4歳でカナダに来たときは、全く英語を学ばずに来たので、0のレベルだったのですが、3年間でここまで急速に伸びたのは、読書のおかげかなと思っています。娘も今年の夏、一時帰国時に英検3級を試しに受けてみたのですが、準2級を超える点数を取得して合格していました。多読からいろいろなことを学んでおり、私が単語学習をしていて意味が出てこなかった単語、例えばvet(獣医)やHyponosis(催眠術)という単語も知っており、“vetは動物のお医者さん", "Hyponosisはぐるぐる回して眠らせるやつだよね“(日本語で何と言うかはまだ知らないのですが。。)と答えたので、なんで知ってるのー!とびっくりして聞いたところ、vetは学校で将来何になりたいかクラスで発表した時に、vetになりたいと答えてる子がいたから知ってた、Hyponosisはママに買ってもらったPokémonのキャラクターの説明本に載ってたから知ってたよと、1回だけ目にしたり聞いたりしたことをちゃんと覚えていて、こんな風に自然に単語を学べたらどんなにか良いだろうと羨ましくなりました。やはり幼少期の子供はスポンジの様に新しい言語を吸収するというのは間違いではないと感じています。

 

 <その他、英語力(主に会話)向上に貢献したこと>

 娘は、小学校低学年なので、プレイデート(仲の良いクラスメートと公園や家で遊ぶ)する機会が多く、また、クラスメートの誕生日会も頻繁に開かれて、放課後や休みの日もお友達と過ごすことが多いので、英語に触れている時間が圧倒的に多いです。

 

お友達のお誕生日会に参加

 息子は、友達やクラスメートとはDiscordという北米の子供達の中で流行っているゲームチャットの機能(ゲームはしませんが、チャット機能だけ使用しています。)で、ほぼ毎日、隙間時間に親友と話したり、クラスメートとグループチャットをして過ごしています。日本に一時帰国した夏休みも時差を考慮して、友達と毎日コミュニケーションしていました。チャットをしていると没頭してしまうので、時間を決めてやるようにしていますが、クラスの課題のシェアや宿題についても話したりしているらしく、また、日本にいてもカナダの友達と容易に繋がることができるので、うまく使うととても良いツールになると思います。

 

 せっかく海外に移住するのだから、現地の学校生活を充実して過ごせるように、相応の英語力を身につけさせてあげたいと考えている場合、具体的にどのようなことをしたら良いかいくつか挙げるとしたら、以下が効果があり、良いのではないかと思います。

 

 

<未就学、小学校低学年で移住する場合>

 ・ローカルの子との交流ができる遊びの機会に積極的に参加する。(移住後)

  上記記載しましたが、低学年のうちは、そのような機会は多くあるので

  積極的に参加すると子供だけでなく親自身の交流範囲も広がり良いと思います。

 ・読書をする習慣をつける。

 

<小学校高学年で移住する場合>

 ・基礎の英語力をある程度日本でつけておく。

  オンラインレッスンなどでリスニング力を鍛えておくと現地での授業の理解も進み、

  溶け込みやすくなると思います。

 ・現地の学校の宿題や課題は子供に任せて、わからない点は子供自身が先生や

  クラスメートに質問して教えてもらうように仕向ける。

  親は課題やテストの結果を確認して、間違っていたところがなぜ間違っていたの

  か、今はちゃんと理解できているかを確認する作業に徹する。

  私は、自分がきちんと理解して指導する自信がなかったこともありますが、

  結果、自分自身でtryして、失敗して学ぶことを繰り返して、コミュニケーション

  能力も上がり、本人のためになって良かったのではないかと考えています。

 ・読書を継続して、そのサマリーを書き、チューターにチェックしてもらう。

 

<補足情報:英検受験について>

 ご存知の方も多いと思いますが、今はコンピューターベースでいつでも英検を受験することができ(1級以外)、1日で1次試験、2次試験とも受験できるので、夏の一時帰国時などの短期滞在時に手軽に受けることができるので便利です。7歳の娘には、ログインの仕方、マウスの使い方などを事前に家で指導する必要がありましたが、当日、ログイン時は、Capital Letterがうまく打てなかったようで、その時は係の方が補助して下さったそうなので、問題なく受験することができました。

www.ei-navi.jp

 海外移住の目的は千差万別で、教育方針も各家庭で異なると思いますが、海外でのバイリンガル子育てに興味があり、ブログを読んで下さっている方の参考になれば幸いです。

カナダは段々と陽が短くなってきて、朝晩はだいぶ冷えるようになってきました。