バンクーバー郊外に親子で移住!2023年版

バンクーバー郊外に親子で移住して3年が経過しました。バンクーバー郊外での生活、子供のバイリンガル教育に奮闘する毎日を綴っています

バンクーバー 物価の高騰と円安で生活費が20%以上up!影響と対策は?

 私たち親子は2019年の夏にバンクーバーの郊外に移住して、今年で3年目を迎えますが、ここ最近物価が高騰し、同時に円安も急激に進んでいるため、生活費が昨年、一昨年と比べて20%以上UPしています。

 ガソリンの価格が昨年の倍近くになっていることが大きく影響し(物資はトラックで運ぶため、そのトラックのガソリン代がUPしているため、ほぼ全てのものの価格が上がっている状況)。当然、ローカルの人も自分達の生活を維持するために、各種サービスや手数料なども自然にUPされていて、契約などを更新するときは契約書の中身をしっかり確認するなど注意が必要です。

 

<影響>

 <2022年価格高騰による影響 2020年〜2021年と比較した場合、円安の影響も含む>

    2022年為替レート100円を適用した場合

 

子供達の学費

   140万円=>190万円  35%up  (International Studentの場合)

ガソリン代(1ヶ月当たり、毎日20Kほど走行)

   24,000円=>45,000円  46%up

    ガソリンは倍以上に高騰して、ここ1週間でも10%以上高騰しています。。

・食費、日用品費(生活必需品のみ含む)4人家族、子供達は食べ盛り

   80,000円=>130,000円 38%up

  体調を崩すとカナダでは病院に行くことも簡単ではないので、フルーツ、野菜、肉、魚などバランスよく摂取するようにして食費は削らないようにしています。

 

  家賃は年間契約で7月までは増加しない予定ですが、円安の影響を加味すると20%は増加する試算です。

 

<対策>

・車に乗る必要がある場合は、Hybrid carかElectoronic Carにする

 

・各種手続きは日本のエージェントを通さず自分でやる

  ただ間に入るだけで取られている手数料は削減しましょう。私は1年目は現地の保険の契約をエージェントの方が、軽い感じで“やっておきますよ〜と“おっしゃってくれたのでお願いしました。請求書にも手数料が書かれておらず親切だなと思っていたのですが、請求書上に記載されていた保険の単価とその保険会社のホームページに記載されている単価に差異があり、その差分はエージェントの懐に入っていたようです。(7万円近く!!)請求書上に保険料とエージェントの手数料が個別に記載されていれば納得ですが、保険料として記載して請求するのは法律上は書類の偽造にあたり、また個人情報を使用することへの同意書もなく、このエージェントは信頼できなくなりました。実際、保険の契約更新は電話1本で済んだため、更新時は、この数分の手間に7万円も知らないうちに取られなくて良かったと思いました。今はネットでもさまざまな情報がシェアされていて、自分で手続きすることはそれほど難しくありません。エージェントに丸投げして不要なコストを支払わないように気をつけましょう。

 

・USD、CADで収入を得る仕組みを作る

 

・海外居住中も口座を維持できる銀行口座を開設(SMBC信託銀行プレスティアなど)

  開設した口座に外貨口座を登録し、円高の時にカナダドル、USDを購入しておく。今後、海外移住を考えている方は、日本に居住している間に外貨資産も自分の資産のポートフォリオに組み込んでおくことをお勧めします。為替の影響を受けなくなり、海外移住の際の資金計画にずれが生じなくなります。事前に外貨送金先を登録しておくと、ネット上で簡単に学校などにも直接外貨で送金することが可能です。

 為替は素人では読みにくいですが、例えばこの10年のレンジを見ると1カナダドル75円から105円の間で推移しているので、80円になったら買っておいて、そのレートで換算した金額の学費や家賃だったら予算内ということであれば、現在のように急激に円安になった時のリスクを抑えることができます。(80円以上円高になった時の為替差益は享受できませんが、予算を大幅にオーバーすることは避けられます。)特に将来、海外で暮らしてみたいと考えている方は、円だけの資産を持っていることは将来資産が目減するリスクがあり、USDや移住を考えている国の通貨を資産ポートフォリオに組み込んでおくとよいかもしれないですね。

カナダドルvs円の過去10年間の推移(ここ数ヶ月で急激な円安傾向が続いている)